08年8月27日~9月20日のディリチョールでの活動 清沢洋
学校:
①新しい2教室、未完成
②女子トイレの排水溝、工事途中
③トイレの水不足
④トイレの屋根の明かりとり
⑤障害児教育の教室増の件
⑥保健衛生教育の充実
⑦旧寄宿舎の屋根の雨漏り補修ほか明徳学園により、強化ガラスの取り付け。全体の3分の1.残りは来年。
水力発電:
①モ-タ-のベアリング取り換え
②水路の補修(セメント)により電力アップ
③屋根のトタン
④自力で維持できるように、月の電気料を値上げすることなど
⑤技師のトレ-ニング
⑥油絞り機購入を、日本大使館に申請する
農業:
サツマイモの実験栽培。雨が降り続け太陽が全くでなかったことと、肥料をやらなかったために、収穫がゼロであった。(来春、再挑戦)。各村の人々は、食料不足をサツマイモ栽培に期待している。
8月30日、ジュムラから当選した国会議員(制憲議員ナレシュ・バンダリ)と村人との話しあい(村人600人。農業省、保健、森林、教育、警察、家畜…各役所の代表、副代表が列席)
- ビスタ氏、カルナリ協力会がいなかったら、学校はできずテントだったかもしれない。村を挙げて感謝している。
- 政府からの食糧(米)、塩のサ-ビスが3日たっても貰えない。仕事も偉い人の知り合いが優先で貰える。(役人は身分証、米配布券を持ってくればすぐに渡すと、言っているが)
- 国は公約で女性の参加率を50%にすると言っているが、全然守られていない。
- ヘルスポスト、家畜オフィス、農業オフィスのスタッフが留守で薬もない。どうなっている。
- 何度も結婚する女性。未亡人だけが嫌われている。女性蔑視。
- 学校を10年生から12年制にしてほしい。先生を増やしてほしい。
- 女子寮と障害児の古い寄宿舎の雨漏り修理の要望
- 1000軒の村に500本のリンゴの苗木しかくれなかった。
- 配給米のク-ポン券、年に2回では足りない。1ヶ月に10キロほしい。
- ジュムラで「農民」と言ったら、嫌われるが、何故か?(農民80%の国で、実に奇妙な話)
- 選挙前、議員は学生を金の卵を産むチキンと言ったが、今どう思うか。若者の仕事がない。国家予算で各村の情報をきちんと伝えるために、各村から情報員として採用してほしい。
- ツ-リズムと水力発電を何とかしてほしい。
- リンゴのマ-ケットをちゃんとしてほしい。
- 洪水で畑が冠水しないように、なんとかしてほしい。
- 学校からの要望:新しい寄宿舎を作ってほしい。中央の役人がジュムラを視察した時、ディリチョ-ルにあってジュムラに寄宿舎がないので、ジュムラにすぐ作るように指示した。中央集権の悪弊を是正するために、地方分権(連邦制)国家になったのに、地方には地方の中央集権の悪弊が根付いている。歩いて数時間、大変だから飛行場の町ジュムラに作ろうとする。
■ネパール国際協力・パワーポイントスライド リンクをクリックしてご覧下さい。(製作:清沢洋)
(サイズ6MBのmht形式ファイル 右下のスライドショーの文字をクリックして、スライドショーを実行してください)
2008年9月 ウブド村にて (ジュムラから10Km、ディリチョールとの中間にある村)
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