2010年11月12日金曜日

サツマイモ栽培順調・・・?

サツマイモの実験栽培を始めて3年目。今年は何とかなってくれと、祈るばかりでした。現地事務局員が9月10日に書いたレポートが、通訳を通じて ようやく届きました。今年はツルがたくさん出て、豊作になりそうだという報告でした。
 収穫は11月丁度今頃ですから、追加報告があればと思うの は、通信事情の良い日本では常識ですが、そのようにスムーズに行かないのが途上国です。一日も早く、サツマイモの「豊作」の知らせが来ることが、待ち遠しい。
 今年の夏は雨が多く、農作物にどんな影響があったのか、結果待ちです。雨の影響は、数年かけてせっかく作った車が通れる道路が、随所で崩落した ようです。人が歩くのも大変な個所がいく個所もあるそうです。3月にサツマイモの苗床作りに行くまでに、多少は修復しているのか気になるとこです。(清沢)

2010年度カルナリ協力会

10年9月号

代表あいさつ

お蔭様で、去る5月30日(日)午後、本年度の定期総会を無事終えることができました。

皆様のご支援・ご協力に、改めて厚くお礼申しあげます。総会の詳細については、別記の通りですが、当会が、その1992年の発足以来、事務態勢その他多くの弱点を抱えながらも、兎も角もその歩みを止めることなく、ささやかながら現地に何ほどかの足跡を刻み得て来たこと、そのなかでの一年の活動報告であることなど、汲み取って頂ければ幸いです。同時に、弱点、欠陥などのご指摘、ご助言などとともに、これからの方向についても、ぜひご意見など頂きたく、宜しくお願いいたします。

ネパールカルナリ協力会 代表 白川嘉道

総会報告

5月30日、2010年度の総会が、無事終了いたしました。

参加者少数でしたが、みなさんの熱心な議論のお陰で、是々非々、建設的な議論を通していい事業、予算を作ることが出来ました。以下、ご報告します。

2009年度の事業報告に続き、決算報告を説明し、2・3点の質問がありましたが、承認されました。会計監査の承認済。

(質問・①カレンダー収入に関して。カレンダー事業は単独会計で処理し、収入額のみ記載していることを、補足説明し納得了解して頂いた。

②繰越金について。通帳管理している代表から情報確認不足によるミス記載で、指摘を受けて訂正した経緯を説明し、参加者に納得了解して頂いた。

繰越金 1047105円を・・・・→129647円に訂正

2010年度の事業計画案は3点、議論の結果以下のように訂正され、承認されました。

① NKSSのセクレタリーのサラリー月3000ルピーを、1000ルピーに修正理由:必要は納得できるが、仕事がどの程度出来るのか未知数なので、1年間様子を見るということで。とりあえず、1000ルピー(約1350円)で。

② 年会費の改訂に関して。いろいろな会の年会費をみても、5000円は決して高くないが、提案されてすぐに改訂よりは、来年度から改訂することを折に触れて会員に伝え、理解を得たほうがよい。以上の考えから、今年度は従来通りで、次年度改訂の方向で会員の理解を得ることに決定しました。

③ 事業として、国際協力の日・10月2,3日(日比谷公園)ネパールカレーを作り販売することに決まりました。

④ 当会の名誉顧問、川喜田二郎・牟田悌三両氏が亡くなられ、現在田部井淳子氏一人になりましたので、会員でもある明徳学園の理事長・福中儀明氏に新名誉顧問に就任して頂くことが承認されました。

2010年度の「収入」に関して、繰越金の訂正、年会費ほかが違っていましたので訂正。

2010年度の「支出」もNKSSのサラリー訂正、ブタの頭数2頭(種豚)追加し、「2010年度予算」が承認されました。

※ホームページを充実させるために、2カ月に1度は更新できるように専属担当を、江守亜由美さんにやってもらえることになりました。ホームページに載せたいような写真や記事があれば、どんどん送って下さい。

※※ニュース担当も、新しい感覚で読みやすく、面白く、楽しいものになればということで、これも江守亜由美さんに担当してもらえることになりました。

<2010年度事業>

農業事業支援

1、子豚支援(1頭4000ルピーの半額支援)。ティルク村青年7人が飼育希望。飼育指導は染井さん。 2011年3月、子豚が生まれる頃に村に入る予定。

2、サツマイモの苗床。

3、ビニールハウスによる野菜栽培。青年クラブからの強い要望。実験的に希望者7~10人くらい支援。

4、実りに大切なリン酸肥料が不足しているので、牛の骨を粉にして使えるようにする。

5、ヒマラヤ保全協会との共同植林事業(技術指導はヒマラヤ保全協会)に向けて、ジャプナ村の人々と話し合い、植林の要望と協力を確認した。協力姿勢。積極的、意欲的。

6、学校で豚飼育の授業を行い、実際に飼育する。成長したら全校で試食するまでを、トレーニングする。 技術指導は染井さん。 栄養、現金収入、実学等を教える・・・

7、味噌作り(麹をネパールのダマウリ・是松さんのフィールドから分けてもらう)

8、乾燥野菜の技術指導

9、古代米(ジュムリマシー)の再生技術支援に挑む

10、温暖化に伴う冷害対策を指導できる技術者募集。

11、その他

教育支援

1、明徳学園の生徒交流

2、農業、理科実験授業予定 農業技術者募集

3、日本語指導・先生募集

4、夏には道路が出来て、車(トラクター)が村に荷物を積んでくるようになるらしい。

価値観、生活スタイルが急激に変化し、狂い始めることが容易に考えられる。

******どなたか!健康な価値観、生活スタイルを伝えに行ってもらいたい。(日本も不健康なところが結構あるので、上からの眼線ではなく経験者として伝えてもらいたい)

ヘルス

1、現地の手の届く範囲の健康を指導

2、トイレ、飲料水の普及

NKSSのセクレタリー採用の件

レポートを月に1度、きちんと報告する。

事業の指導、管理を出来る人。

日本語が出来る人。(明徳学園で3カ月間、日本語、レポート書きの研修をさせる)

ひと月1000ルピー。継続できる人。1年間様子をみて、判断する。

ハード支援から技術支援へ

<国内事業>

1、ホームページの充実(多くの人の意見を反映させる)、リンクを増やす。担当:江守

2、パンフレットの改訂

3、楽しいニュースレターを(若い担当者、新しい担当者の参加)担当:江守

4、イベント実施(10月2・3日、国際協力の日(日比谷公園)にネパールカレー販売)

5、スタディーツアー実施、得意分野での協力実施

6、カレンダー事業(担当:塚原)

7、技術研修への参加

8、ディリチョールのラムリー村以外の電気のない村々に、手廻し発電ライトを送る運動

を推進する。1人で1台分(11000円)援助するか、数人で1台分援助するか、

協力を呼び掛ける。(ソーラーパネル充電型14000円。手廻し発電・ソーラパネル

充電型18000円)。10分充電して、1時間点灯。フル充電で9時間点灯。(詳し

くは、技術者・鈴木さんのホームページを、http://www.dream-energy.jp

9、その他

10年度会費改正について。2011年度値上げ実施に向けて、2010年度は機会ある

ごとに、会員に理解して頂けるように説明を繰り返す。

★コラム1★

カルナリへの農業開発支援について(その1)

(農業開発現地調査報告書「ディリチョールVDCにおける養豚成立の可能性

と課題」から) 会員 染井 英夫

総会資料(ニュース5月号)で現地調査の概要を報告しましたが、今号と次号でその詳細をNGO活動における農業開発協力に対する私なりの考えと合わせて書いてみます。

カルナリ地域のように、交通が不便で他地域から通信、経済の両面で途絶している辺境地にあっては一般的には、国家的プロジェクトや海外ODA資金による事業といった組織的な地域開発が入りにくいのが現実のようです。つまり、これらは多額の国費や税金が投入されることから、一定期間内に実効のある成果が見込まれなければならず、そのための基盤となるカウンターパートの組織力や技術水準など事業推進のための環境、条件が事前に整っていることが必要とされるからです。

これらの条件が未だ整っていない地域の農業開発では、先ずその基本的な環境条件を精査するとともに、例えば目的の作目を一部導入して技術習得させながら将来、大型の開発資金などを導入する際に必要となるカウンターパート組織の力量を育成していくことが大切だと考えます。したがって、そこまで先の過程を見据えながら地域と協働していく作業こそが私たちNGOにしかできない、そして期待されている役割ではないかと思うのです。

ディリチョールVDCにおける家畜飼養のようす

ディリチョールVDC(VDCは最小の行政単位、日本で言えば市町村)は9つの村(集落)で構成され、約800戸、4,500人が暮らしており、全clip_image002戸を調査することは困難ですし、郡の畜産局でも正確な把握はしてないでしょうが、ほぼ全戸が農業を生業としていることから、概ね3,000頭の牛、山羊が飼養されているものと考えられます。

ディリチョールの位置する中央丘陵から北部山岳地帯にかけてのウシは、南部タライ平原の肥沃で広大かつ平坦な穀倉地帯のウシと違って、体の小さい在来牛がほとんどであり、その乳生産能力は日常我々が眼にする大型牛には遠く及びません。しかし、オス牛は農耕用として田畑の耕運(鋤起こし)に欠かせない存在ですし、メス牛は子牛を再生産したり、搾乳して貴重な栄養食品の供給減となっています。

 

農耕に必要な大きな肩峰を持つ在来種

ところで、ネパールではカトマンズ盆地や南部タライ平原においては在来牛にホルスタインを交配した大型の牛や水牛が利用されていることが多いのですが、丘陵~山岳地帯で飼育されている牛の多くはゼブ牛の血をひく小型の在来種です。

数頭ですが在来牛の体格を調査してきたので紹介すると、この村より低地で見られる水牛(バファロー)や乳牛と比べてその体重は目測で半分以下であり、群れの中で平均的な大きさの成牛の体長・体高を計測すると、それぞれ、オスが130cm・90~94cm、メスが113cm・88~90cmであり、体重は200kg前後のものが多く見られました。因みに、ホルスタイン種成牛(メス)の標準的な大きさである体高135~145cm、体重600-700kgと比べるとその小ささがよく分かると思います。この牛はゼブ牛の特徴として、両肩の肩甲骨に挟まれた背上部に「肩峰」と呼ぶ突起を持っていて農耕上、重要な意味をもっています。すなわち、耕作者は2頭並べたオス牛の突起に横木を掛け、これに1本の鋤を引かせて田畑を起こしています。

また、標高2,500m前後のこの村では山上に畑地や放牧地が多く、山腹に付けられた狭隘な山道を牛が往復する必要から大型の牛が使いにくいという自然条件もあり、この小型の在来牛が暮らしに欠かせない家畜としてほぼすべての家で飼育され、ホルスタイン種やジャージー種と交配された大型の牛は稀にしか見ることができません。

在来牛の泌乳量は1~2kg/1dayと大型のウシに比べて極めて少ないのですが、村人は大型種と交配して改良することにあまり意欲をもっていません。それもその筈で、運良くメスが産まれれば子牛が高く売れたり、将来の高泌乳が期待できますが、オスが産まれるとゼブの特徴である肩峰が小さくなったり、体格が大型化して農耕利用に不向きな体型になることから売れず、そうかといって法制度上、殺して食用にすることもできません。そのようなわけで小型在来種の血統が脈々と守られてきているというのが実態のようです。

一方、今回現地を訪れるまでは村内のブタの飼育に関する情報は全く無かったのですが、

2戸で3か月前に産まれたばかりの子豚(メス1頭、オス4頭)を入手して飼育していました。この2戸は初めてブタを飼育し始めたとのことで、1戸では健康に育っていましたが、もう1戸では離乳後の哺育が不十分だったらしく、相当な発育の遅れが認められました。前者の家(ゲストハウス)ではメスも1頭おり、女主人はなんとか繁殖させて増やしたいと考えているようだったので、産まれたらブタ飼育を希望している青年達にメスの子豚を分譲してやって欲しいと頼んだところ、快く了解してもらえました。

clip_image004 ただ、子豚1頭あたり4,000Rsという価格は、都市部の1カ月の平均的サラリーに近い額であり、いかにも高いと感じたが、彼女もその値段で手に入れたのだから仕方がないのかもしれません。最初の種豚の導入時には幾らかの資金援助が必要になるだろうというのが私達の感想でした。そして、これらのブタだけでは増やしていくことが到底無理なので、近郊の村からも導入する方策を考えなくてはなりません。

 

 

道に車座をつくって植林事業への要望の聞き取り

特に現地の村は標高2,500mもある高地ですから、種用の子豚もできるだけ標高の高い村から導入する必要があると考えられます。動物の高地適応性は種の間で異なりますが、慢性的な高地(低酸素)暴露により、ブタでは赤血球が増加し、著しい肺高血圧症を呈することが知られており、高地順応し難い動物種とされています。このことからも最初から高地で産まれた子豚を現地導入することが発育や繁殖などの生産性を確保する上で欠かせない条件だと考えらます。

そして、現地の村は交通不便地で他村とも途絶していること、また高地のため蠅、蚊などの衛生害虫が少ないこともあり家畜衛生状態が比較的高度に保たれている状態(これを清浄地域といいます)であり、大切な財産である家畜を守るためにはこれが維持されなければなりません。これに対し、南部タライ平原の一部ではマラリア原虫の存在がよく知られているほか、日本脳炎発生中という情報もあり、これらのことから、導入に際しては標高の高い近郊のジュムラ地域(海抜2,200m)からを考えるべきであり、われわれもこの地域内の養豚農家を探し歩いた結果、先述した村内のゲストハウスの他、ジュムラの町で見つけた3戸の農家から子豚を購入できる見通しがつきました。今後はこれらの農家とも相談しながら、導入の時期に合わせた生産、育成をお願いしていく必要があります。

地域の家畜飼料資源の実態を中心として、養豚事業導入の可能性と課題については次号以降で報告させていただきます。

★コラム2★

青年海外協力隊の経験から

会員 江守亜由美

  私は、2007年から2009年3月までの2年間を青年海外協力隊に参加し、ネパールで過ごす機会を得た。今でもネパールのことをよく思い出し、またいつか必ず行こうと思っている。そう思わせる何かが、ネパールにはある。

私の仕事は、18校の小学校の巡回をしながら、特に算数の基礎力向上を狙った授業改善が仕事の内容であった。しかし、現場での経験がない私は、何をどうしたらいいか暗中模索の日々であったが、まずはネパール語を取得するために、積極的に子どもや先生とかかわりながらネパールの文化の中に飛び込むことが何よりも先決であった。毎日の繰り返しの中で、ネパールの人々が私を理解し、私がネパールの人々を理解していった。叙々に学校でネパールの先生方に日本の教え方を紹介したり、教え方を一緒に考えたりできるようになり、巡回校を集め、ミニ運動会等の企画・開催をするなどの活動もできるようになった。こういった活動は、もちろん1日や2日で築ける信頼関係ではなく、毎日短い時間でも顔を出し、話をすることを心がけ、山道を歩く苦労や、不定期なバスの悩み、ネパール人が楽しみにしているお祭りや行事、そういった学校以外のネパールも含め、理解しようとした結果であるのではないかと今は考えている。

辛いと感じたこともあったが、いつも「アユミ ミス!!」とまっすぐな瞳で話しかけてくる現地の子ども達がいたという原動力もあった。子どもは、どこの世界にいっても変わらず、かけがえのない存在である。

clip_image006ネパールでは色々なことを考えさせられたが、特に援助や支援については自分の考えが変わったように思う。ネパールは、多くの国から援助を受けており、援助を受けることは、現地の人にとっても珍しくないことである。外国人=お金を援助してくれる、物をくれると思う人もいる。私の任地は、カトマンズから近い観光地にあり、観光客もよく見かけた。任地の学校の中には日本人の支援で建った学校もあったし、完成せずに途中の学校もあった。完成しなかった学校は、お金が不本意に使われてしまったようだ。どちらも、人の善意からの行動であったはずなのに、結果が異なっていた。それは、現地の人々が本当に必要性を感じて、自分達から積極的に意図を理解し援助を受けているかどうかによるのかもしれない。

建設半ばで、資金切れの学校 援助の果てに何があるのだろう

このような考えさせられる援助がネパールには多々あった。例えば、ネパールは電気や水などのインフラが完璧ではない。

そこにあってclip_image008、学校にパソコンがあっても結局は使えず、子どものためにはならない。私は貧しい国の子ども達のために何かしたいという思いで協力隊に参加したが、貧しい国であっても、私が接したネパールの人々の心は決して貧しくはなかった。むしろボランティアとして働いた私のほうが、大切なものをたくさんもらって帰ってきたのだ。

現地の人のために本当に役に立つとは、どういうことなのだろうと毎日考えさせられた2年間であった。大切なのは、物を与えることでは決してなく、現地の人と共に現地にあわせた方法を編み出して行くことなのだと思う。

私は今、日本の教壇に立っている。現地では、自分の不甲斐無さも感じ、役に立つためにはもっと自分を高めなければならないと感じた。ネパールでもらったたくさんの恩を、いつかまたネパールに返していきたいと強く感じている。カルナリ協力会の現地に合った方法を模索していく姿は、とても勉強になり、参加できて本当によかったと感じている。これからも、自分ができる活動を継続していきたい。

現地の学校で運動会を開催

詳しくは、技術者・鈴木さんのホームページを、http: ( //www.dream-energy.jp

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★最近の出来事と活動紹介★

ガネッシュ・タマン ネパール大使との交流

中央のお二人が大使ご夫妻

clip_image0132010年6月20日(日)に、タマン大使の公邸にお邪魔する機会を得ました。そのきっかけは、遡ること、新年会での最初の出会いでした。カルナリ協力会の活動に、とても理解を示してくださったタマン大使の計らいで、有志6名でお宅を訪問いたしました。公邸には何カ国かの在日大使が、お住まいですが、その大きさと、セキュリティに驚きながら、お部屋へ。

日本にいながら、ネパールの空気を感じるような、ゆったりとした時間を過ごさせていただきました。

タマン大使は、大使という立場であっても、とても気さくな方でネパールや日本のことについて、リラックスした雰囲の中、お話しすることができました。今後もカルナリ協力会の活動などでも、良い関係を築いていければと思います。

写真から、アットホームな感じが伝わるでしょうか??

カレンダー事業、 完成間近!!!

毎年、ご好評いただいているカルナリ協力会のカレンダーを今年も着々と準備しています。

会員の塚原さんを中心にカレンダー事業実行委員で、写真家の有賀正博さんの多数ある素晴らしい写真の中から選定を繰り返し、デザインを決定いたしました。9月20日過ぎには印刷が終わり、完成品を皆様にお届けできるかと思います。カルナリ協力会独自のカレンダーですので、ぜひぜひお知り合いにも宣伝していただければ幸いです。カレンダー事業の収益金は、カルナリ協力会の活動資金としてネパールで有効に活用させていただいております。

カレンダーを置かせていただけるお店などのご紹介も、お待ちしています!!

現地の近況

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ティルク村・パドマ事務局員からの報告 6月11日

(翻訳・クリシナさん)

(Nepal Karnali Support Society からの報告)

A.最近Dellichaurで行われているプロジェクト

1.Dellichaur 診療所のところに出産小屋を作るのに材料集めています。これの費用は3600000ルピーです。

2.また近くに家畜関係のオフィスも作られています。材料集めているところです。費用は110000ルピーです。

3.パタラシVDCにも一つ水力発電の建設中です。1,2ヵ月後完成予定。

4.ジャフナ村へつり橋を建設中。工事はうまく進んでいる。

5.ティルク村に道路を作り中。VDCから500000ルピー出してもらっている。

10日以内に仕事終わらせるのにティルクとジャフナの人たちが一生懸命です。

6.同じようにほかの村の開発にもVDCがちからをいれています。それについてはまた報告します。

植えたサツマイモはうまく伸びています。5月はじめに茎を切って栽培する予定です。

2.豚飼育についてと牛骨の水車小屋の件(見積もり)

豚飼育について今も私たちは相談中です。大体の順番を決めているところです。

ユースクラブのみなが是非豚を飼おうと張り切っています。仲間は6、7人ぐらいいます。染井先生からいろいろと教えていただいてよかったと思っています。ティル

ク村の青年クラブは、この間森のいらない木を抜きました。11人で500本。

牛骨の水車小屋の件(見積もり)

1.屋根のトタン10枚 10000ルピー

2.タンクのためのセメント1袋 2100ルピー

3.石 2500ルピー

4.水引くパイプ5メター 800ルピー

5.ドアーのための板2枚 800ルピー

6.水車ーーーーーーーーー 1200ルピー

合計 17400ルピー

この金額を私たちはもっていません。出してほしいです。私たち労働はやります。 事務局のPadamより

≪明徳学園のネパールだより≫

8月21日、ネパールガンジからジュムラに飛ぶ予定が、例年にない長雨続きのために、2日間フライト待ちしたけれど、雨がやまずジュムラ行きを断念。例年38度、40度のネパールガンジが27度とのこと。しかも、1週間もフライトキャンセルが続いたという。異常気象のために、ディリチョールでの予定がすべてキャンセル。参加者たちの村、村人との出会いへの期待が実現せず、残念でした。是非、次の機会を期待しています。

カトマンズからバスで行ける通訳の村の学校で、各自準備してきた授業、イベントを実践してきたとのこと。ネパールのローカルでの体験をしてきたことは、ディリチョールとの比較をするうえで、よかったという感想のようです。

ディリチョールの学校、村人から、明徳学園のメンバーと会えなかったことは、とても残念でしたという連絡が来ています。行きたくても行けない、途上国の僻地の過酷な現実です。

❆❆❆ 編集後記 ❆❆❆

今回、初めてのニュースレターということで、読みにくい部分もあったかと思います。

まだまだアイデアなども少なく、手探りで作業を行っております。会員の皆様の顔が見えるようなニュースレターが作れればいいなと思っておりますので、ぜひぜひアイデアや、寄稿をお待ちしております。私の方からも、お願いすることがあるかと思いますが、その際はご協力よろしくお願いいたします。ホームページの方も、少しずつ勉強しながら充実させていきたいと思いますので、ご意見等頂ければと思います!!

グローバルフェスタに参加

10月2・3日、外務省・NGO・・・主催の
「グローバル・フェスタJAPAN2010」(日比谷公園)に参加

展示ブース・ネパールカレーバザー参加  2010_1002_091909-RIMG0358

16年ぶりに参加しました。以前は展示だけでしたが、今回はネパールカレーの出店も出しました。会員のネパールレストランのオーナー(アニル・シャキャさん)の好意、協力で美味しいネパールカレーを4人のコックさんが作ってくれました。不慣れな販売でしたが、会員スタッフが頑張り200数十食ほど売ることが出来ました。目標の半分で残でしたが、スタッフの団結、やる気、チームワークが形成されてきた感じです。来年は一層頑張ろうという意気込みが出てきました。
    ネパール支援の資金、来年の売り上げが楽しみです。
オーナーの薫陶の下、4人のネパール人コックさんたちは、ネパールに届く支援金に感謝し、愚痴もこぼさず一生懸命に頑張ってくれました。

2010_1002_091921-RIMG0359  2日間の来場者数が、11万人弱とのこと。国際協力に関心を抱く多くの
人々がいることに、ほっとした。われわれも、ビスターレ着実に新たな一歩を!

(清沢)

 

 

 

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